94、男にやる気を出させる女性とは – たった一言の大きさ
男女の関係を矢と弓に例えることがあります。
すなわち、弓である女性の引き具合の如何によって、矢である男性がどこまで飛ぶのかが決まってしまうというもの。
これは主として夫婦の関係を言ったもののようですが、そうでなくとも接点の深い男女の関係であれば同じことです。
さて、人という生き物は、その行動を決定づける要因として、非常に多くの部分を感情に委ねているとは言えないでしょうか。
もっと具体的に表現するとすれば、人間同士の間でなされるたったの一言、その一言によって人はやる気になったり、逆にやる気をなくしたりするものです。
例えば、かつて会社に勤めていたある男性は、会社の上司からいつも、「おまえは仕事の出来ないダメな人間だ」と叱られていたそうです。
すると、その男性は、どうせ自分の評価はそんなものなのだから、その程度に仕事をこなしていればよいと思って、目いっぱい力の限りに仕事に取り組むようなことはしなかったとのことです。
上司としては、彼が発奮して仕事に取り組んで欲しかったのかもしれませんが、結果としては逆効果であったようです。
こうしたケースは男女の間でも、ほとんど日常的にやり取りされているのではないでしょうか。
例えば、彼女、あるいは奥様から、「あなたってダメな人ね」なんていつも言われ続けるとしたら、男性にすればやる気など起きるわけがありません。
逆に、いつも身近にいる、女性からの勇気を呼び覚ます励ましの一言。
それが自分の彼女、あるいは妻であったとしたら男性としては嬉しい限りです。その一言によって、男性は本来持っている力を十二分に発揮できる、“やる気”を出せるかもしれないからです。