82、ミスしたときの言い訳は- 言い訳がましい
何かのことでミスを犯した時ほど、その人の人間性
がよく現れるものです。
それが男性であれ女性であれ関係なく、身振り手振
りを交えて言い訳する人と、ただ黙って“私の責任です”
とする人と、実に様々です。
ミスそれ自体でも確かに困るのですが、しっかりとミス
を自覚し、二度と同じことを繰り返さないようにしても
らうのが上に立つ者の役割です。
にもかかわらず、ミスしたことを咎めると、
反対に他人や環境、あわよくば上司の指導の
問題として、影でこそこそと愚痴られてはたま
ったものではありません。
そういうタイプの人間は、それが男性であれ女性
であれ、どの組織の中にも必ずいるもの。
ミスに対して反省するというのは、本来、自分の中で
行うもので、上の立場の人間が“叱る””怒る“というのは、
そのきっかけとなってほしいからです。
つまり、二度とミスを繰り返さないように、
自覚してほしがためのものです。
どこの職場でも同じようなものかもしれ
ませんが、しっかりと“反省するところはする”
との姿勢を見せる人は、必ずその後、成長して
くれるものです。
ところが、その肝心のところを忘れてしまい、
“怒られた”“叱られた”ことばかりが念頭にたっ
てしまい、言い訳だけに終始する。
それではご自分の成長の糧になるはずがありません。