５４、恋は盲目と言われる理由 - 恋は盲目となるのは
よく、“恋は盲目”などと言われます。
また、“曲者”ともいい、“思案の外”と呼ばれることも・・。
要するに、人は恋をすると冷静な物の判断力
というものが低下してしまい、相手や周囲に対する
客観的な眼が失われてしまうということです。
これが恋は盲目と言われる所以です。
もちろん、こうした経験の一度や二度は誰もが
持っているもの。
そのため、こうした言葉を耳にすると、
『なるほど！』と頷けるのです。
先人の言葉にも、
「男は恥のために命を捨て、女は男のために命を捨てる」
とあります。
恋に落ちた女性というものは、男のために、
自らの命まで投げ出してしまいかねないとのこと。
ただ、こと恋について述べれば、
男女の区別はなかなか難しく、
命をかけても惜しくない女性だって必ずいるものです。
ですから、一概に女性ばかりが命を捨てるとも
言い難いのではとも思うのです。
男であれ女であれ、恋に溺れた一途さは、
それこそブレーキの壊れた自転車にも例えられるほど。
もはや理性というコントロールさえ失われてしまい、
暴走してしまいかねないのです。
さて、ここまできたら、もはや「恋は盲目」
などと気楽なことは言っていられません。
それこそ、目的のためには手段は選ばない
などとなってしまえば大変です。
社会の秩序など二の次に置かれてしまい、
混乱の果てに周囲の人たちにも大きな迷惑
をかけてしまいます。
もちろん、本人だって決して幸福になどなり
得るはずがありません。
そんなことにならないための唯一の方法。
それは、自らの理性というブレーキが壊れつつあり、
思考が低下しているとするならば、
冷静で公正な第三者の助言に頼るということが
ベストなのではと思うのです。
誰だって、どんな人だって、
不幸になってよい人など一人もいてはいけないからです。
